水ボールの不思議

あいさつ

 こんにちは!片平小学校6年3組の宮原 命みやはらみことです。今回は僕の夏休みの自由研究の結果などをこのWEBサイトにまとめました。僕は水ボールという不思議なつかめる水について調べ、実験しました。

水ボールの説明

水ボールとは、ペットボトルなどのゴミ削減を目指して、水を入れて持ち運べ、かつ食べられるように開発された、Ooho(オウホウ)というものです。アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを溶かした水が接触することで、膜ができるという化学反応を利用して作られています。ちなみに、アルギン酸ナトリウムは昆布のヌメヌメの成分です。

 この水ボールはゴミの削減のために開発されたと紹介しましたが、一体どういうことでしょうか。例えば、マラソン大会があった時などで、給水所にあるコップは中にある水を飲み干すと捨てられてしまい、最終的には廃棄されます。また、災害などが起こると、ゴミがたまり、衛生状態が悪くなります。ですがこのOohoを使用することで、ゴミを削減することができるのです!

2019年ロンドンマラソンで実際に使われているのが確認できます。

きっかけ

僕は水ボールを知って、これをジュースで試したらどうなるのかが気になったので、やってみました。

作り方

1.アルギン酸ナトリウムを熱湯に溶かします(これをA液とします)

2.乳酸カルシウムを熱湯に溶かします(これをB液とします)

3.A液をスプーンやお玉ですくい取り、優しくB液の中に入れます

4.3〜2分程度A液の周りをゆっくりかき混ぜます

注意:アルギン酸ナトリウムや乳酸カルシウムが食用ではない場合は、食べられません(僕が買った材料の注意書きを読んだら、食用ではないことが分かったので、ジュースを色水で代用することにしました…)

水ボールの原理

乳酸カルシウムにはカルシウムイオンが入っており、それがアルギン酸ナトリウムと接触することで、水に解けない膜ができます。時間が経つほど、この膜は厚くなるので、掴んでも壊れなくなるという原理です。

 

色水で作ると…?

では、色水で作るとどうなるでしょうか?

ぐちゃぐちゃ…

 なぜ色水で作った水ボールはぐちゃぐちゃなのでしょうか?実はこの時、僕は色水を絵の具で作ったのですが、絵の具に含まれる成分が化学反応を阻害してしまうそうです。

炭酸水は?

次は炭酸水で作ってみましょう!

 炭酸水で作ったら、もっと沢山中に二酸化炭素の泡のある水ボールができると思っていましたが、そこまで泡は目立ちませんでした。

まとめ

アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムが食用ではなかったので、ジュースで作ることはできませんでしたが、最終的には色水だとうまくいかない、炭酸水で作ってもそこまで泡は目立たないなど、様々なことが知れたのでよかったです。また、水ボールはキットが100均などでも売っているため、気になった人は買ってみてはどうでしょうか。